【喪中はがきが届いたら】どうする?返事のマナーと「喪中見舞い」に贈る花の時期・相場

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喪中見舞いはがきイメージ

年末が近づくとポストに届く、グレーや銀色の枠のついたハガキ。 「あの方、亡くなられていたの…?」 喪中はがきを受け取って初めて訃報を知り、驚きと共に、どう対応すればよいのか戸惑うことはありませんか?
「年賀状の準備をしてしまったけれど、出していいの?」 「お悔やみの言葉をかけたいけれど、今から電話をするのも…」
そんな時、言葉だけでは伝えきれない想いを形にするのが「喪中見舞い」です。 この記事では、喪中はがきが届いた時の基本的なマナーから「お花を贈る喪中見舞い」の時期や相場について、解説します。

お悔やみ

喪中はがきが届いたらまず確認!
年賀状はどうする?

年賀状イメージ

喪中はがきは「新年のご挨拶(年賀状)を失礼します」というお知らせです。受け取った側も、基本的には年賀状を送るのを控えるのがマナーです。

基本の対応は年賀状は出さない

喪中の方へのお祝い事は避けるべきですので、年賀状は出しません。もし、すでに年賀状の準備を進めていた場合は、その方の分だけ投函しないようにしましょう。

Q

「入れ違い」で出してしまった場合は?

A

喪中はがきが届く前に、年賀状を出してしまった場合もあるでしょう。 その際は、年明け(松の内が明ける1月7日以降)に「寒中見舞い」として、手紙やハガキでお詫びとご挨拶を送れば問題ありません。 「ご服喪中とは存じ上げず、年始のご挨拶を申し上げ大変失礼いたしました」と一言添えれば丁寧です。
Q

もし「自分も喪中」だった場合は?

A

こちらも喪中である場合は、通常通り「喪中はがき」を出します。 その際、一言「お互いに寂しいお正月になりますね」「ご冥福をお祈りいたします」など、手書きでメッセージを添えると、お互いを慰め合う温かいやり取りになります。

返事は必要?
「寒中見舞い」と「喪中見舞い」の違い

寒中見舞いイメージ

「喪中はがきを受け取ったまま、何もしないのは気が引ける…」という方は多いはず。返事をする方法は大きく分けて2つあります。

手紙やハガキで返事をする(寒中見舞い)

お悔やみの言葉や、こちらの近況を伝えるために手紙を送ります。時期は1月7日〜2月4日(立春)頃に届くようにするのが一般的です。

お供えの品を贈る(喪中見舞い)

「手紙だけでは気持ちが済まない」「お世話になった方だから、何か贈りたい」 そんな時に選ばれているのが「喪中見舞い」です。 お線香やお花などの「消えもの」を贈り、ご遺族を慰める習慣として定着しています。

言葉以上に気持ちが伝わる。
「喪中見舞い」にお花が選ばれる理由

喪中見舞いのお花イメージ

お悔やみの贈り物にはお線香も定番ですが、最近は「お花」を選ばれる方が増えています。特に女性の方から支持されている理由とは?

理由1:ご遺族の心を癒やす「優しさ」

お線香は仏事のイメージが強いですが、お花は「空間を明るくする」「心を癒やす」効果があります。寂しくなりがちなお正月の時期に、優しい色合いのお花が届くことで、ご遺族の心が少しでも晴れやかになれば…という願いが込められています。

理由2:宗派を問わず贈れる

お線香は宗派によって香りの好みや習慣が異なることがありますが、お花(特に洋花やアレンジメント)は宗教を問わず喜んでいただけます。

Point

故人との思い出が蘇るような、優しい色合いのアレンジメントが人気です。

お花を贈るタイミングはいつ?
【年内 vs 年明け】

お花を贈るタイミングは年内か年明けか?

「いつ贈ればいいの?」という疑問にお答えします。大きく分けて「年内に届ける」か「年明けに届ける」かの2パターンがあります。

パターンA:喪中はがきが届いてすぐ(年内)

時期 11月〜12月中旬
メリット 「すぐに弔意を伝えたい」という場合に適しています。年末の慌ただしくなる前に、感謝の気持ちを届けられます。
おすすめのお花 そのまま飾れるアレンジメントや、お手入れ不要のプリザーブドフラワー。

パターンB:お正月のお花として(年明け)

時期 松の内が明けた頃(1月8日以降〜2月上旬)
メリット 「寂しいお正月にならないように」という気遣いが伝わります。「寒中見舞い」としてお花を贈るのも素敵な計らいです。
おすすめのお花 お祝い用の派手なものは避け、白をベースに春の花材や淡いピンクなどを加えた「ご遺族の心を癒やす優しい色合いのお供え用アレンジメント」がおすすめです。

相手に気を使わせない
金額相場と花選びのポイント

喪中見舞いは「お返し不要」が前提の贈り物。高価すぎるものは相手の負担になってしまいます。

相場は「3,000円〜10,000円」が一般的。相手がお返し(香典返し)を気にしなくて済む金額帯がおすすめです。

お花選びのポイント

  • ・色合いは白を基調に、淡いピンクや紫、ブルーなどを加えた優しい色合い(白上がり〜淡色ミックス)がおすすめです。
  • ・スタイルは花瓶の用意がいらない「アレンジメント」が、ご遺族の手を煩わせず親切です。

NGな花

トゲのあるバラや、派手すぎる色は避けましょう。

そのまま使える!
お花に添えるメッセージ文例集

喪中見舞いメッセージイメージ

お花には必ずメッセージカードを添えましょう。お花だけ届くよりも、あなたの言葉があることで、より深く気持ちが伝わります。

【基本の文例】

この度はご丁寧なご挨拶状をいただき、ありがとうございます。 ○○様のご逝去を知り、大変驚いております。 遅ればせながら、謹んでお悔やみ申し上げます。 心ばかりのお花をお送りしました。ご仏前にお供えいただければ幸いです。

【年明けに寒中見舞いとして贈る場合】

寒中お見舞い申し上げます。 ○○様がお亡くなりになられたとのこと、存じ上げず失礼いたしました。 寂しいお正月をお過ごしのこととお察しいたします。 心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、皆様が穏やかな春を迎えられますようお祈り申し上げます。

温かいお花に想いを託して

喪中はがきが届いた時の対応についてご紹介しました。

  • 年賀状は控える。
  • ・返事は「寒中見舞い(手紙)」「喪中見舞い(贈り物)」
  • ・お花を贈るなら、相手に気を使わせない金額帯がおすすめ。

「ご無沙汰していたけれど、最後にお礼が言いたかった」 「遠方ですぐには行けないけれど、気持ちだけは伝えたい」そんな優しい想いを、イイハナ・ドットコムがお花に託してお届けします。 マナーに配慮した、心安らぐアレンジメントを多数ご用意しております。

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